それぞれの意味を調べるほどに、関連性がある部分と解釈や定義がしっかりと別れている部分もある言葉です。哲学的な要素もあり、どう人生に取り入れるかが大切になってくると思います。
誰しも孤独を感じるときがある
人は誰でも、「孤独」を感じる時があります。おかれている立場や心の状態により、人との心の距離を感じるときを指すことが多いでしょう。これは、あくまで「自身で孤独を感じている」という感覚です。他者から見ての「あの人は孤独」というものは他者の感想ですので、自分の孤独について考えます。
>>孤独がつらい時：独りぼっちを感じる／分かり合える人がいない／一人で育児に悩むなど
>>孤独が必要な時：社会的な地位役割を果たす（経営者や指導的立場）／独りを楽しむなど
孤独を感じる事は、自然な事で、それをどう捉えて生かしているかが大変重要なのです。
寂しい孤立になっていないか
社会的な孤立とはよく聞く言葉です。周囲との交流が極端に少なかったり、何らかの支援が受けられない状況を指す事が多いでしょう。実生活では、周囲と意見が分かれてしまい、自分なりに孤軍奮闘している時にも、孤立していると表現できます。しかし、これは理解者が現れたり、自身が変化していくこともあるので、状況の変化を追って判断するのが良いでしょう。
「寂しい孤立」とは、前述の状態が改善されなくて、本人が自覚しているかどうかに関わらず、周囲から隔絶したような状況と考えています。ですので、寂しい孤立を楽しむという感覚は抱くケースは少ないかもしれません。長引くことにより、心身にダメージを与えるような可能性もあります。簡単に言うと、孤立から孤独に繋がる事もあるでしょう。
使い分けて自由を手に入れよう
孤独や孤立、赤ちゃんから人生を終えるまで、一度もこれらに向き合わない人はいません。独りぼっちだと感じた時に、辛いと言えたり、誰かに頼れたりすれば、時の流れとともに解消されるときもあります。独りで悩み辛い時には、続けたい孤独ではなければ、知らないうちに体調まで崩すことになりかねません。辛いと吐き出す事を誰も制限はかけられません。人の目や自分の役割に「～しなければならない」と思いこまず誰かに伝えてみましょう。自分のために勇気を持ちましょう。
もし鍵が付いてない部屋や檻の中に居るのであれば、出るのは自分の判断です。
大切な孤独を楽しんでいるのであれば、その自由を責任の下に謳歌しましょう。責任のある立場ならではの、思考や判断を孤独の隙に行い前進できれば素晴らしいことです。ただ、順調に思えてもふと立ち止まる事があれば、大切な孤独が揺らぐこともあります。独善的になりすぎていないかなど、立場と役割に応じた振り返りは適宜行いたいものです。孤独を楽しみすぎて、独りよがりにならないよう常に心がけると安定した孤独を楽しんでいける事でしょう。
