思考のループ

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抜け出せない悩みがあるとき

とにかく気分が滅入るものです。
「やまない雨は無い」、「雨降って地固まる」など、先を見据えた言葉を知っていても、簡単に心の整理はつきません。気にしなければ良いと気分を変えようとしても、ふと気づくと考えているものです。

まず悩んでいる事を受け入れましょう

そんなの当たり前だと言いたくなる人もいるでしょうが、当然かと思える事も意外にできていない方は多く見受けられます。なぜなら、悩みによっては、自分ではどうしようもない事もあるからです。例えば、誰かを責めたり、病気のせいにしたり、現実逃避した方が楽になれると無意識に処理してしまうケースです。

悩みについての解釈は、時間の経過と共に変わっていきます。分かりやすく言えば、小さいときに悩んでいた悩みに対し、同じレベルで悩む人は少ないことからも想像できるでしょう。

まず「自分は何かに悩んでいる」「困っている」「どうにかしたいと思っている」という今の気持ちを受けとめましょう。自分の状況を受け止める事が大切です。

見えないふりをしたり、無理をしてしまうと、瞬間的には「喉元を過ぎた」と思えても、再び同じことが起こったり、似たような現象に心を痛める日がきてしまいます。

悩みをどうしたいのかを分類できますか

悩みは「今の自分にとって様々なストレスを与えるもの」だと言えるでしょう。そのストレスが、どのような効果をもたらすのかは悩みの種類に大きく左右されます。簡単に上げるだけでも以下のようなものが考えられます。

  • 今すぐ忘れたい悩み、投げ出したい悩み
  • 誰かに聞いてほしい悩み、共感してほしい悩み
  • 自分の成長に繋げなければならない悩み
  • やり場のない悩み、理不尽な悩み
  • 現状では解決できない悩み
  • 皆が一度は体験する悩み
  • 自分だけが体験する悩み
  • 自分がこだわっている、気にしている悩み
  • 他者に対する悩み
  • 恐怖を感じる悩み
  • 病気の悩み、職場の悩み、人間関係、異性関係、親子関係・・・

様々な悩みが、単体ではなく影響し合っている事もあるので、「悩み」を見つめなおす中で、何が重要かを見極められたら非常に効率よく処理できる時もあるかも知れません。

悩みを相談する相手の選別は重要です

悩みは本人にとって非常にセンシティブな問題です。相談する相手が適当でなければ、あらぬ方向に行ってしまう事があります。自分で本来解決できたかも知れない問題を他者に話すと、人間関係が面倒になったりすることもあります。または、適当でない人に相談したために、かえってモヤモヤが増えたり、傷ついたりすることがあります。

分類した悩みを誰に相談すべきかをよく見極めて相談をしてみましょう。友達、家族、先生、専門家、見知らぬ第三者、経験者、年上、年下、異性、同性・・・立場や経験によっても随分反応は変わりますので、後悔しないようにすることが大切です。

また合わないと思ったら、相談相手を変えてみるのも必要な事です。それは、エネルギーを大変要する事なので、よく見極めて相談しましょう。

人は自分好みの情報を選ぶ傾向があります

ただし、人は自分の好きな情報を選択しがちな事を忘れないでください。
どんなに専門家がアドバイスしても、専門家にも個性があります。その人の得意な情報ばかりが届けられたる事もあります。逆に、自分の好みで偏った情報を得すぎてしまう事もあります。せっかく解決したはずが、他の解釈から見るとやや不十分な結果だったという事もあります。

本人が満足していれば良いかもしれませんが、偏った情報だけを頼りにしていると、バランスが偏ってしまい、負担が生じる事があります。こういった特性を忘れずに向き合う中で、同じ悩みや問題や情報に度々悩まされないようになれたら、ストレスが減り自由な時間が増えるのではないでしょうか。

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