モラハラのパワーバランスは日々、関係性から生み出されている
初対面の二人の関係において、いきなりモラハラが出てたならば、すぐにその人から逃げ出していたことでしょう。深刻なのは、閉ざされた関係の中で、少しずつモラハラをする人と受ける人とのバランスが構築されてしまった後、苦しむことだと思います。出来上がってしまった関係について悩む時、それが大変解決しがたい事だと言えるのではないでしょうか。
何気ない会話の中で、気を利かせて、受け入れたり、先回りしているうちに、少しずつ妥協をした形となり、それが当たり前になっていった先に、戻れない関係が生まれている事が多いと言えます。それは、対等ではなく上下が生じている関係性と言えるでしょう。
優しさを勘違いしているモラハラ相手との関係
例えばカップル同士、相手をお互い好きだとしても、その表現方法は多種多様です。お互いが納得しているのであれば良いですが、関係性が崩れ始める事もあります。いつも一方の優しさや思いやりでバランスを取っている場合は特に、なんらかのきっかけでバランスが崩れたり、おかしいと気づくことがあります。
モラハラをする人は、確信的に相手をコントロールしようと実行している場合もあれば、当然常識のように悪意なく繰り返している事もあります。その点について、どう気づき対応するかで、そのままモラハラに付き合うか、決別していくか運命は分かれていきます。
精神的支配から抜け出せるか
モラハラをする人の精神構造は、偏った自己愛の表現方法がもとになっていたり、支配やコントロールを当然と思っていたり、劣等感が起因していたりと様々です。幼少期の体験がもとになっていることもありますので、それらの一方的な思考回路に取り込まれているのならば、逃げ出すのは大変なことです。またモラハラを受けていた側にも、慣れや優しさ、自分が居なければ、自分のせいでなど様々な感情を持っている事があります。相手だけでなく自身もその環境から抜け出す勇気や目的をしっかりと持っていなければ、何度でも元に戻ってしまうものです。
「相手が」ではなく、自分のありたい姿を目指す
「辛い」と「幸せ」の間で心をすり減らしているうちに、モラハラの被害者は、立ち直れないほど疲弊してしまう事があります。悪循環を断ち切るためには、自分本来の価値観を見つめ直したり、相手と距離をとるなどの時間、他の人と触れ合う時間などが必要になってきます。
まずは
・自分が堪えてそこに居なければならない理由が本当に存在するのか
・思い込みや習慣になっていないか
これらを見つめなおす時間を取りましょう。ずっと相手にとっての都合の良い自分を演じ続ける必要はないのです。あなたがこの先、体調を崩しても、決してモラハラは止まりません。
だからあなた自身を大切にしてください。
モラハラをする人の特徴に、他責傾向があります。人にモラハラを行ってもなお、その原因は全て自分ではなく相手にあるという主張をする事があります。そのような思考回路にのまれる事がないよう、モラハラの支配が及ばない「距離」を確保しましょう。
物理的にも心理的にも、あなたが離れていくことが支配から抜け出す大切な一歩です。あなたは、責められるほど何もできていないのではく、あなたが出来ている事(自己肯定感を育む)をどんどん見つけていきましょう。
相手基準ではなく、あなたが心地よく居られる姿を目指しましょう。

